以前、親戚が阪和第二泉北病院のホスピスに入院していました。その時に「ここの看護師さんは良い人ばっかり」と話していたことが印象に残っていたので、研修で実際の現場を見られることをすごく楽しみにしていました。実際に研修に行くと、患者様の自己決定を尊重し寄り添う看護の大切さに気付かされる点が多くとても勉強になりました。
患者様に対しての実際の処置を見学させていただいたり、看護記録を見せていただいたりしました。その他には、他職種との連携、ホスピスの概要なども説明していただきました。
癌によって薬を飲むことも辛い患者様をシャドウさせていただいた際に、患者様が担当看護師さんへ「1つでもいいから薬を減らして欲しい」と頼んでいました。病室から出た後すぐに医師へそのことを報告し、薬剤師とも連携を図り他職種を含めて患者様らしく最期まで生きるということを支えている姿に驚き印象深く残りました。
また、患者様、ご家族様と話す時には、短い会話でも絶対に目線を合わせるようにして腰を下ろしコミュニケーションを図っている姿を見て、看護の本質を改めて考える機会になった研修でした。
急性期病院で働いていることもあり、業務に追われ患者様の身体面ばかりを看ていることにこの研修で気づきました。今後は少しの時間でも患者様・ご家族様とコミュニケーションをしっかりと取り、自己決定やQOLを向上できるよう努めていきたいです。
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