薬剤師の生涯学習のー環として、各種団体が研修を実施しています。
研修にて一定の知識や経験を積んだ薬剤師に対して認定証が発行され、 認定証を授与された方が認定薬剤師となります。
各専門分野によって、認定する機関が異なり、種類も、がん薬物療法認定薬剤師・精神科薬物療法認定薬剤師・救急認定薬剤師など・・様々です。将来どの分野に進むか見極めることや、仕事をしながらの多岐に渡る継続学習ですので、自身の努力が必要です。
阪和第二泉北病院 K・Yさん
私が認定薬剤師取得に取り組むきっかけになったのは、緩和ケア病棟の担当になったことでした。医師・看護師・管理栄養士・リハビリの方達と共に回診に行った際、薬剤師の観点から意見を求められた時、自分の知識不足を実感し、「もっと知識を増やしたい!」と思い、「日本緩和医療薬学会認定 緩和薬物療法認定薬剤師」の勉強をすることに決めました。
この認定資格は、がんの痛み・症状管理といった緩和医療に役立つ知識を勉強することができます。資格があることにより、より周りから信用を得ることができると考えています。
単位取得のために、月に2-3回の勉強会に行くのですが、仕事の忙しい時期はやはり大変です。ですが、病院が認定取得に理解があるので、勉強会にもしっかり参加できています。まずは、緩和薬物療法認定薬剤師に注力し、今後はICTや抗菌薬の認定も取得したいと思っています。認定の取得は難しそうと思いがちですが、調べてみると取得できるチャンスは誰でも平等にあることが分かります。錦秀会では希望すれば、その業務に携わることが可能なので、まずは興味を持ち、やりたい事を見つけてほしいと思います。