看護師の志望動機!例文や書く時のポイントと避けた方が良いフレーズもご紹介
就職や転職する看護師にとって、志望動機は重要な要素のひとつです。
こちらの記事では 転職や新卒で使える、志望動機や履歴書の書き方のポイントを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
看護師を目指す理由

志望動機には、看護師を目指す理由や魅力を込めるのがポイントです。
「どうして看護師になりたいのか」「看護師のどんなところに魅力を感じているのか」などの理由が明確だと、志望動機を書きやすくなります。
看護師を目指す理由の例をいくつか紹介していきますので、あてはまるものがないかチェックしてみてください。
手に職をつけたい
看護師を目指す理由のひとつには、「手に職をつけたい」があります。
看護師の資格があれば、年齢や住む場所、経験年数などに関わらず、仕事を見つけられます。
特に女性の場合は、出産や育児でいったん職を離れる方も多いです。
しかし、看護師の資格があれば、ブランクがあっても仕事を再開しやすく、一生活かせるスキルになります。
全国的にも需要が高く、生涯安定して働けることなどから、看護師を目指す方も多いでしょう。
お世話になった経験がある
自分自身や家族が、過去にお世話になった経験から看護師を目指す人もいます。
病気で入院した経験だけでなく、ちょっとした体調不良やケガなどでも、病院では看護師さんにお世話になります。
不安や心配を抱える中、やさしく声をかけてもらったり気持ちに寄り添ってもらったりした経験が、看護師への尊敬や感謝へとつながるのではないでしょうか。
実際「自分も誰かの役に立ちたい」という理由から、看護師を志望する方も多くいらっしゃいます。
身内に看護師がいた
母親や親族に看護師がいるのも、目指す理由のひとつです。
身近な人が看護師をしていると、自然と選択肢のひとつになるでしょう。
喜びや楽しさだけでなく、仕事の大変さなども知っているため、看護師になってから理想と現実のギャップに苦しむ可能性が低いとも言えます。
もし仕事で悩みができても、相談できる先輩が身近にいる環境は大きいです。
看護師にあこがれていた
病院が舞台になった映画やドラマがきっかけとなり、看護師にあこがれを抱くのも、この仕事を目指す理由になります。
医療現場でかっこよく働く姿はとても魅力的です。
これまで詳しく知る機会がなかった医療現場のことが分かって、興味を持つ方もいらっしゃるでしょう。
医師の治療をサポートしながら、弱っている人や苦しんでいる人に寄り添う姿は印象的です。
志望動機を書く時の大事なポイント

履歴書の中でも、志望動機は採用するかどうかが左右されるくらい大切なところです。
採用担当者に気持ちが伝わるよう、丁寧に書き進めましょう。
自分らしいエピソードもふまえて、ポジティブな内容に仕上げるのがポイントです。
志望先の情報を把握する
就職や転職活動をするなら、志望先の病院の情報をリサーチすることが重要になります。
病院の理念や方針をあらかじめ把握しておき、志望動機や面接に盛り込みましょう。
「この病院で働きたい」という意思が伝わり、印象が良くなります。
長所を志望動機に盛り込む
志望動機では、長所のアピールも忘れないようにしてください。
自分の強みやスキルを分かっている人は、仕事でも活かせるでしょう。
自分自身にあてはまるものがあれば、積極的に志望動機で活用してください。
- ●コミュニケーションをとるのが得意
- ●リーダーシップがある
- ●責任感が強く投げ出さない
- ●行動力が自慢
- ●チャレンジ精神を大切にしている
- ●何事にもポジティブ
- ●協調性がある
- ●気配り上手と言われる
- ●負けず嫌いな性格
これらのうち、一つでもいいので志望動機の中に入れてみましょう。
オリジナリティのある文にする
志望動機は、オリジナリティのある文にすると良いです。
オリジナリティを出すには、自分の経験したエピソードなどを少し入れるのがおすすめです。
その人らしさが分かる志望動機だと、採用担当者の印象も良くなるでしょう。
ポジティブな表現を心がける
ポジティブな表現は、転職する場合の志望動機で気を使わなければなりません。
転職には、ネガティブな原因がある場合もあり、採用担当者も気にするところです。
しかし、前の職場での不満やトラブルをそのまま伝えるのはおすすめしません。
採用しても、同じようなことになるのではないか、と不安を抱く要因となるからです。
長く働きたいという意思をあらわす
病院側は、できるだけ長く働いてくれる人を望んでいます。
せっかく採用してもすぐに辞められてしまうと、また新しい人を募集しなければならず、大きな負担になるからです。
採用後には、しっかり腰を据えて仕事と向き合う姿勢をアピールしましょう。
また、長く働くうえで、何を目指していくのかまで書くのがおすすめです。
誤字脱字に注意する
当たり前のことですが、志望動機や履歴書の誤字脱字には注意しましょう。
誤字や脱字があると、社会人として基本的なことができていないと判断されてしまいます。
また、看護師には致命的な、注意力や慎重さが欠けている印象も与えます。
誤字脱字で不採用になるのは大変もったいないので、注意するようにしてください。
口頭でも伝えられるような内容にする
志望動機の文章がいくら素晴らしくても、面接で話す内容と差がありすぎては真実味がありません。
面接でも志望動機は必ず聞かれるので、口頭で伝えられるように準備しておきましょう。
ただし、履歴書に書いた志望動機を丸暗記して、そのまま話すのはNGです。
志望動機に書いた内容をもとに自分の思いをプラスして、熱意が伝わるように話すと、面接担当者に響く回答になるでしょう。
志望動機には避けた方がいいフレーズ

看護師の志望動機には、避けた方がいいフレーズがあるので、把握しておきましょう。
避けた方がいいフレーズが使われている志望動機では、採用担当者が不安を抱いてしまう可能性があります。
ネガティブな事実などは、前向きな表現に変換するなどの工夫が必要です。
例文やよくある言い回しを避ける
例文やよくある言い回しをそのまま使うのはおすすめしません。
なぜなら採用担当者に気が付かれると、印象が悪くなってしまうからです。
志望動機なのに、逆に意欲が低いと判断されても仕方ありません。
看護師を目指す理由などは、手抜きにならないよう、自分の言葉や思いをプラスしながら、作成するようにしましょう。
ネガティブなエピソードを避ける
志望動機には、採用担当者に届く素直な思いを書くことが大切です。
ただし前の職場を辞めた理由が、待遇への不満や人間関係のトラブルだった場合には、注意が必要です。
素直にありのままを伝えてしまうと、採用担当者の印象が悪くなってしまいます。
前職で人間関係がうまくいかなかったのなら、こちらでもトラブルを起こされるかもしれないと考えるからです。
そのため、ネガティブな言い回しは、ポジティブな表現に言い換えて使うようにしましょう。
たとえば「チームワークを大切にしたい」「コミュニケーションを重視している」といったフレーズは、相手に好印象を与えるのでおすすめです。
「学びたい」という姿勢は避ける
志望動機で使いがちなフレーズには「勉強させていただきたい」「学ばせてもらいたい」といったものがあります。
しかし、医療や介護の現場は、学校のような「学ぶ場」ではありません。
自らのスキルを発揮して「仕事する場」です。
そのため、これから「勉強したい」「学びたい」という姿勢やフレーズは、採用担当者によってはマイナスポイントになってしまいます。
採用されるためには、自信のスキルや経験が役立つことをアピールするようにしましょう。
【就職・転職の志望動機】応募する方の状況別の例文5選

それぞれの状況ごとに例を出していきますので、自分にあてはまるものがあれば、参考にしてみてください。
新卒で総合病院に応募する方の例文
また、大切にしていることは、患者様との信頼関係です。
貴院の理念である「地域に根差し、患者様に寄り添う医療」に共感いたしました。
患者様にとって身近な地域密着型の病院で、一人ひとりに寄り添った看護を提供していきたいと考えております。
子育てや介護などが理由で離職していた方の例文
その後、出産や育児のため3年間ほど仕事を休んでいましたが、今この子育てが一段落したタイミングで、医療現場に復帰したいと強く感じております。
貴院の職場環境では、子育てしながら活躍されている方が多いところも、魅力に感じたひとつです。
これからは、いっそう看護力を高めて、長く勤めていきたいと考えています。
チームの一員として、みなさんと一緒に、再び現場で働かせていただきたいです。
転職回数が多い方の例文
それぞれに異なる領域を経験し、さまざまな症状の治療に向き合うことによって、幅広い知識と技能を習得しています。
貴院では患者様の数も多く、症状も多岐にわたるため、自信の経験が活かせると確信しております。
そして、こちらの職員の皆様がいつも生き生きと活躍されている姿にも感銘を受け、自分も一緒に働かせていただきたいとの思いで志望いたしました。
未経験の分野に挑戦したい方の例文
今回、未経験の分野にチャレンジすることで、自身のキャリアを発展させ、さまざまな症状の患者様に対応できる看護師を目指しております。
これまでの経験と知識は、チームケアの現場で必ず役に立つと考えております。
また、貴院の「地域に根ざし、患者様に寄り添う」理念にも共感しました。
患者様のみならずご家族に寄り添える看護を提供させていただきたいと思います。
スキルアップやキャリアップを望む方の例文
現場では、高齢の患者様と接する機会が多く、急性期看護の経験を積みました。
今、これまでの経験をもとに、さらに深く看護を学びたいと思っております。
貴院では、重症度の高い患者様を多く受け入れていらっしゃるため、志望いたしました。
また、プロフェッショナルとして、患者様やご家族に寄り添う理念にも共感しました。
これからは、高齢者看護の知識や経験を活かして、よりハイレベルな急性期看護を提供し、スキルアップを目指したいと考えております。
履歴書の書き方のポイント

きちんとかけていない履歴書は、不採用になる原因となります。
履歴書もちゃんと書けない人という悪い印象を与えてしまうからです。
看護のスキルや経験の邪魔にならないよう、きちんとした履歴書を提出しましょう。
印象が悪くならないためのポイントを紹介しますので参考にしてください。
- ●書き間違えても修正液や二重線で直さない
必ず新しい履歴書に書き直すようにしましょう。
- ●学歴や職歴は省略しない
たとえ短い期間の職歴であっても、全て記載しましょう。
その際には、入職と退職を1行にまとめたりせず、1行ずつ分けて書く方が良いです。
- ●志望動機は長くなりすぎない
履歴書の中で最も重要な項目が、志望動機です。
そのため、つい長い文章になりがちですが、200〜300文字程度が適切です。
- ●自己㏚
どのようなスキルを磨いてきたか、看護へのこだわりなどを自己㏚に記載しましょう。
面接時に興味を持ってもらいやすいです。
新しい場所で自分らしく働く

医療法人錦秀会では看護師を募集しています。
職員が生き生きと輝き活躍している医療現場で、ともに働きませんか。
西日本最大級規模の医療法人錦秀会では、グループ全体で約6,000床を有しています。
新たな場所で、あなたらしい働き方が見つかるはずです。
さらに、医療法人錦秀会では福利厚生も充実しています。
- ●社宅完備
- ●昼食補助
- ●病院職員専用保育所
- ●医療費半額制度
- ●交通費支給など
安心して働ける環境が整っています。
まとめ

転職や就職する看護師にとって、志望動機は重要なアピールです。
看護師を目指す理由や、看護へのこだわりを込めて作成しましょう。
また、志望先の病院の情報を調べるのもポイントです。
理念や方針への共感は、強いアピールとなるでしょう。
医療法人錦秀会でしっかりと知識や技術を学ぶことで、自分の強みとして今後生かせるため、就職先として選択してみるといいかもしれません。