認知症看護認定看護師
S・A
阪和第二泉北病院

認知症看護認定看護師とは

認知症の患者様を取りまく様々な環境を整え、QOLの維持・向上を図る看護師

認知症看護はどのようなことが求められますか?

認知症の各期に応じた療養環境の調整、及びケア体制の構築、行動心理症状の緩和・予防を主に看護介入していくことが求められています。

認知症看護認定看護師を目指した理由

認知症高齢者への看護をさらに質の高い看護に変えたいという強い想いからです。認知症高齢者の看護・ケアはこれでいいのかと日々振り返ります。
例えば「夜に大きい声を出すから薬を飲んでもらう」「筋力は落ちているのに動くから危ないので車いすに乗ってもらう」「帰りたいと同じことばかり言うので困る」などのよくある事例です。
病院では限られたスタッフの人数で業務を行わなければなりません。だからと言って認知症高齢者への看護やケアがおろそかになるのは良くないことです。まず、認知症高齢者の症状の理由を丁寧に考えていくことが質の高い看護・ケアにつながると思います。
なぜ、大きい声をだすのか、なぜ動くのか、なぜ同じ言葉ばかり言うのかを認知症高齢者に寄り添い、総合的にアセスメントをして、原因を追究し、その原因を除去することで症状が緩和できると思っています。

今後の目標

私は認知症看護認定看護師として、認知症になっても最期まで自分らしく生活できる社会に貢献することを目標にしています。認知症者は病院だけではなく、地域に暮らされている方々が多く、社会全体で認知症について考えていく必要があると考えています。超高齢社会の日本で今後も高齢化が進んでいくとされている中で認知症高齢者も増えていきます。認知症はいつ誰がなってもおかしくないということです。
今後、認知症ケアチームを立ち上げ、活動していくことが決まっています。認知症について疑問や困りごとが、どんな些細なことでも気軽に声をかけてください。一緒に悩み、考えていきたいと思います。認知症者を取り巻く、全ての方たちに少しでもお役に立てるよう、初心を忘れずに頑張っていきます!

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