私の所属する阪和住吉総合病院第2病棟は内科を中心として整形外科、眼科などを受け入れる混合病棟なので、様々な疾患の方が入院しています。入職後は先輩に教えてもらいながらバイタルチェックや呼吸器管理など患者様に応じた看護の方法を学んできました。そんな中で11月に「ホスピス」、12月に「ICU」と2ヶ月連続でローテーション研修に行きました。
ホスピスでは、“どうしたらその人が満足してくれるのか”を常に考えることが一番だと感じました。例えば、お風呂のバスタブが硬く痛いと言う患者様には、子供用のプールを用意して入浴してもらったり、一般病棟ではマイナスイメージの麻薬を“痛みは我慢することじゃない”とプラスの意味で使用していることに「ビックリ!」。けれど患者様やご家族の方の安心されている姿を見て、患者様に寄り添う看護の大切さに気付かされました。
ICUは病状が重く常に緊迫したイメージでしたが、「患者様は安静を強いられているのでより心理面に配慮して向き合っているよ」という先輩の言葉で180度イメージが変わりました。たくさんの機械を付けている患者様の全身管理はもちろん、笑顔で普通に話しかけている姿に、只々「すごいなあ」と感心するばかりでした。
この研修を通じて、どの看護も患者様の声に耳を傾け気持ちよく入院生活を過ごしていただくことが一番大事だと改めて思いました。
これからは、もっともっと患者様の訴えにしっかりと受け答えができるように頑張って行きたいと思います。